ヨーロッパ三大城郭都市 カルカッソンヌ

ラングドック・ルシヨン地方って、狭いようで広い地方です。ひとくくりで言ってしまえば、南仏(Le Midi)ではありますが、やっぱりプロヴァンスではないなぁと思える部分もあるんです。

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地方圏でいえば、プロヴァンス・アルプ・コートダジュールのすぐ西側にあるのが、ラングドック・ルシヨン地方です。ガール県やエロー県は、この地方に属します。たとえば、ニーム、ユゼス、エグ・モルト、ポン・デュ・ガールなどは、ガール県、モンペリエはエロー県です。モンペリエはまたちょっと違うのですが、ガール県のさらに東側(プロヴァンス地方に近いところにある町)は、プロヴァンスと呼んでいいと私は思っています。そういうわけで、これまではラングドックと言えどもほとんどガール県の町しか訪ねていませんでした。しかし、先日仕事で初めて、カルカッソンヌに行ってきたのです。ラングドック地方のオード県にある町です。

フランスの南部、スペインとフランスの国境から少し内陸にはいったところにカルカッソンヌはあります。現在は、二重城郭都市として知られていますが、この城壁ができ始めたのは、紀元前2世紀、今から2000年以上も前の時代に遡ります。地中海と大西洋との中間にあたるこの地は、交通の要所となり、またスペインとフランスの国境だった時代もあったことから、要塞としても重要な地となり、丘の上にある城壁は二重になり、城が築かれて発展していきます。現在、シテと呼ばれる城壁内の街並みは、今でも中世の趣を残し、曲がりくねった石畳が続いています。

この城壁内は確かに雰囲気もよく、泊まったところも、中世時代、隣に建つサン・ナゼール教会の司教館として使われていた建物ということもあり、非常にいいところでした。石畳が続き、中世の城が残っているシテは一見の価値はありますね。世界遺産に登録されているのも頷けます。

しかし、プロヴァンスという雰囲気はさすがにこのあたりではありません。お土産でハーブなどが売られていることはありますが、どちらかといえば、フォアグラ。そして、この地方の名物であるカスレが多く売られていました。周囲を走っていると、ブドウ畑が続いていたり、ちらほらと糸杉が顔をだすようにはなっていますが、なんとなくプロヴァンスとは違うなという気がしました。とはいえ、やはり南の雰囲気はいいものでしたけれどね。

私ごとになってしまいますが、最近は一部分でこの地方で凝ってます。それはワイン。フランスのワインといえば、ボルドー地区やブルゴーニュ地方のものが有名ですが、カルカッソンヌのあるラングドック地方のワインは近年、急成長を果たし、AOC(原産地統制名称)ワインも数多くでています。この地方は、もともとワインの生産量はずば抜けていたので、現在もフランスワインの50%はラングドック地方のワインなのです。カルカッソンヌ近郊を走ればいたるところにブドウ畑が見え、それがよくわかります。ミネルヴォワ、コルビエールという銘柄がとりわけ有名で美味しいのですが、日本ではまだまだ目にすることが少ないワインです。味は、パワフルで濃厚なものが多いですが、フルーティな果実味を残すものもあります。土地のワインは、土地の料理との相性が良いとはよく言いますが、ラングドックのワインも例にもれず、この地方の名物、「カスレ」との相性は抜群です。ボルドーやブルゴーニュのように値が張るわけでもなく、美味しいラングドックのワインは「太陽と風のワイン」と紹介されます。

このあたり、安く売られていて、当たりにでくわすことも多いので、結構このあたりを飲んでいます。こないだはコルビエール、その前にはミネルヴォワを飲みましたが、1000円くらいで手に入りますので、見かけたら試してみてはいかがでしょう。


投稿者: 時間: 2007年01月07日(日) 05:03

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